田口ランディ 著
僕の妹・真利江は、十五年前に忽然と消えた。家族は妹を探し続け、弟が生まれても、その喪失感は埋められない。父が死に、母は宗教に身を投じ、幼い男も入院してしまう。僕は妹の失踪後、自傷するようになっていたが、SMの女王ナオミと出会い、「痛み」だけでなく、封印していた性の欲望を解き放つことから、生きる力を回復していく-。性と生を繋ぐ力を描く問題作、新装決定版。
「BOOKデータベース」より
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