「死体」を読む

上野正彦 著

東京都監察医務院の監察医として、数多くの殺人死体の解剖を手がけてきた著者。その経験に裏打ちされた眼は、迷宮入りの代名詞ともなった芥川龍之介の『薮の中』にさえ、真犯人を発見してしまう。他に、探偵小説の祖・ポーや性の深遠を描いた文豪・谷崎潤一郎などの文学作品、また帝銀事件や下山事件など、未だに歴史上に謎を残す事件死体に挑戦する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 現代ミステリーと法医学-森村誠一「精神分析殺人事件」の刺殺事件と、横溝正史の『犬神家の一族』の連続殺人に触発される
  • 第1章 あの迷宮入り小説に真犯人がいた-芥川龍之介『薮の中』の刺殺事件を解剖する
  • 付録 「薮の中」(芥川龍之介作)
  • 第2章 探偵小説の原点とマスコミ報道-ポー『マリー・ロジェエの怪事件』の水死体を探る
  • 第3章 文豪が書いた「性」と「死」-谷崎潤一郎『鍵』の性交死を研究する
  • 第4章 日本史にみる毒の系譜-松本清張『日本の黒い霧』の毒殺死体に学ぶ
  • 第5章 昭和史最大の謎の死体-矢田喜美雄『謀殺 下山事件』の轢死事件に挑む
  • 終章 世界最古の法医学書と死者の人権-宋慈『洗冤録』の焼死体を看破する

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「死体」を読む
著作者等 上野 正彦
書名ヨミ シタイ オ ヨム
書名別名 「藪の中」の死体
シリーズ名 新潮文庫
出版元 新潮社
刊行年月 2008.6
ページ数 261p
大きさ 16cm
ISBN 978-4-10-134751-6
NCID BA85980669
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全国書誌番号
21431498
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言語 日本語
出版国 日本
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