渡辺 淳一【著】
2人でいても、思わず家庭の臭を持ち込んでくる風野に、衿子は激しく嫉妬し、女の存在を確信した妻もまた、鋭く問いつめてくる。風野が初めて仕事場を持ったことが、また諍いのもととなり、いつしか衿子の部屋に沈黙電話がかかるようになる。-さまざまな不協和音を奏でつつ、なお離れられない男女の不思議さ、愛しい人と家庭とのはざまでたえまなく揺れる男の心と性を描きつくした話題作。
「BOOKデータベース」より
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