「仮にひとつの決断をしても、経営トップは単なる旗振り役にすぎない。その振った旗にみんながついてきてくれなかったらダメだ」「激動の時代を迎えようとしているが、試練のときこそ大きな飛躍への絶好のチャンスである」いまや、日本経済を左右するとまでいわれる巨大企業トヨタの礎を築き、戦後の発展を担った豊田英二の人づくり、モノづくり経営実学。"寡黙な技術屋""気骨の経営者"と呼ばれ、つねに第一線でトヨタを陣頭指揮してきた彼の言葉は、バブル崩壊以後、混迷をきわめる現代の経営者のみならず、厳しいフィールド・ビジネスを展開する多くの人々に新たな光を与える。
「BOOKデータベース」より