武士の献立

大石直紀 著

気の強さが仇となり一年で婚家を離縁された春だったが、彼女は優れた味覚と料理の腕を持っていた。それを加賀藩の料理方・舟木伝内に見込まれ、息子の嫁にと懇願される。熱心な伝内の頼みに、遥か江戸から金沢へと嫁入りした春。彼女を待っていたのは四つ年下で、料理にはまったく関心のない夫・安信だった。料理方の家に生まれた安信は、武士は武道に励むものと剣の道に勤しみ、包丁を持っても熱心ではない。春はそんな安信に、包丁の腕比べを申し出る。それは彼女が勝ったら安信に料理指南をうけてもらう、安信が勝ったら春とは離縁するというものであった。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 武士の献立
著作者等 大石 直紀
柏田 道夫
朝原 雄三
山室 有紀子
書名ヨミ ブシ ノ コンダテ
シリーズ名 小学館文庫 お25-15
出版元 小学館
刊行年月 2013.11
ページ数 221p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-09-408875-5
NCID BB14198268
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全国書誌番号
22323446
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言語 日本語
出版国 日本
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