戦争こそが、科学・技術の進歩の生みの親だった-。古代から、人類は戦争をおこなっていた。そして、戦争の起源から為政者たちは敵より優れた兵器をつくらんとして科学に目を向けた。古代戦車、大砲、巡航ミサイル、細菌兵器-次々と生み出される破壊兵器。アルキメデスからオッペンハイマーまで、一流科学者たちは、自らが創造した産物に、恐怖し、刺激を受け、手を貸し、そして、憎悪をもった。技術革新が戦争を変え、戦争が技術革新、ひいては人類の発展を生む-人類の四千年にわたる最終兵器探求の軌跡を見事に描き出した傑作ノンフィクション。
「BOOKデータベース」より