女たちの平安宮廷

木村朗子 著

かつて閨房から権力が生まれる時代があった。摂関政治とは「娘の懐妊」にすべてが賭けられたシステムである。女であること、生むこと、母となること…。その連なりに走る亀裂が男たちの世界をつくり、やがて掘り崩すことを、『栄花物語』の作者は見逃さない。「男もすなる歴史を女もしてみむ」ともいうべき語りの冒険を読み解く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • はじめに なぜ『栄花物語』なのか
  • 第1章 「オモテの権力」と「ウラの権力」
  • 第2章 後宮からの出発
  • 第3章 花山帝という存在
  • 第4章 生む政治
  • 第5章 女房・召人・乳母
  • 第6章 システムの揺らぎを語る
  • むすびに 院政期のはじまりへ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 女たちの平安宮廷
著作者等 木村 朗子
書名ヨミ オンナタチ ノ ヘイアン キュウテイ : エイガ モノガタリ ニ ヨム ケンリョク ト セイ
書名別名 『栄花物語』によむ権力と性
シリーズ名 栄華物語 596
講談社選書メチエ 596
出版元 講談社
刊行年月 2015.3
ページ数 277p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-258599-6
NCID BB18243943
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全国書誌番号
22551552
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言語 日本語
出版国 日本
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