伊勢神宮と出雲大社 : 「日本」と「天皇」の誕生

新谷尚紀 著

天武・持統期に成立した古代日本は"内なる"伊勢と"外なる"出雲の二極構造に依って立つ王権であった。出雲の龍蛇信仰の強力な「霊力」を外部から伊勢へ付与することによって、超越祭祀王としての天皇が誕生したのだ。"朝日と夕日"・"太陽と蛇"・"現世と他界"-二重構造のダイナミクスから伊勢・出雲神話を読み直し通説を塗り替える、民俗学と歴史学を融合させた新たな古代史学の誕生。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 伊勢神宮の創祀(従来の学説と、神宮創祀の基本史料
  • 「神話と歴史」の構成 ほか)
  • 第2部 "外部"としての出雲(王権のミソロジー(神話論理学)
  • 出雲世界の歴史と伝承 ほか)
  • 第3章 祭祀王と鎮魂祭(新嘗祭と大嘗祭
  • 鎮魂祭の歴史 ほか)
  • 終章 "日本"誕生への三段階(伊勢神宮の創祀
  • "外部"としての出雲 ほか)
  • 補論「神社とは何か?」の研究展示から見えてきたもの-博物館と大学院の可能性:総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻特別講義(実物資料の力
  • 民俗学は広義の歴史学 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 伊勢神宮と出雲大社 : 「日本」と「天皇」の誕生
著作者等 新谷 尚紀
書名ヨミ イセ ジングウ ト イズモ タイシャ : ニホン ト テンノウ ノ タンジョウ
シリーズ名 講談社選書メチエ 434
出版元 講談社
刊行年月 2009.3
ページ数 270p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-258434-0
NCID BA89386309
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全国書誌番号
21571921
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言語 日本語
出版国 日本
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