昭和二十年夏、女たちの戦争

梯久美子 著

わたしが一番きれいだったとき、わたしの国は戦争をしていた。『昭和二十年夏、僕は兵士だった』の著者が描く。10代、20代の女性たちの青春。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 実らないのよ、なにも。好きな男がいても、寝るわけにいかない。それがあのころの世の中。それが、戦争ってものなの。(近藤富枝)
  • 空襲下の東京で、夜中に『源氏物語』を読んでいました。絹の寝間着を着て、鉄兜をかぶって。本当にあのころは、生活というものがちぐはぐでした。(吉沢久子)
  • 終戦直後の満洲、ハルビン。ソ連軍の監視の下で、藤山寛美さんと慰問のお芝居をしました。上演前に『インターナショナル』を合唱して。(赤木春恵)
  • はじめての就職は昭和二〇年春、疎開先の軽井沢。三笠ホテルにあった外務省の連絡事務所に、毎日、自転車をこいで通いました。(緒方貞子)
  • 終戦翌年の春、青山墓地で、アメリカ兵から集団暴行を受けました。一四歳でした。母にだけは言ってはいけない。そう思いました。(吉武輝子)
  • 薔薇のボタン-あとがきにかえて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 昭和二十年夏、女たちの戦争
著作者等 梯 久美子
書名ヨミ ショウワ 20ネン ナツ オンナタチ ノ センソウ
出版元 角川書店 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2010.7
ページ数 250p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-04-885066-7
NCID BB02693248
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全国書誌番号
21800539
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言語 日本語
出版国 日本

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