枯葉との衝撃的な出会いから一週間。「迷い家」へと招待された景介は、新たに一族の少女を紹介される。人間である景介に不信感を露にする幼い瞳-娘は自らを型羽と名乗った。そして、次の日。型羽と打ち解けないまま下った山道の先で、繁栄派に属する少女ふたりが景介を襲撃する。彼女たちの目的は、枯葉の持つ、鈴鹿の一族頭首の証たる宝刀「つうれん」と、本家の婿候補である景介の命。枯葉と吉乃が自分に向けてくる想いや姉の行方。それらは果たして争いへ身を投じる理由に足るのか?迫る危険の中で、景介は覚悟を問われる-。血塗れの幻想奇譚、第二幕。
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