動乱の日本史

井沢元彦 [著]

幕末の動乱期、国内外の脅威に対して幕府や攘夷派がとった行動には、迷走する現代政治にも通じる、日本独自の思考パターンが隠されている。それは、言霊信仰や平和念仏主義、朱子学の猛烈な副作用に他ならない。なぜ「ペリーは突然やってきた」が歴史常識になったのか。なぜ幕府は開国を拒み続けたのか。なぜ明治革命でなく明治維新なのか。防衛から亡国へ-歴史のつながりから見えてくる教訓と、日本の問題点に斬り込む!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 幕藩体制と危機管理-徳川家康のグランドデザイン(なぜ「徳川三百年の泰平」は到来したのか
  • なぜ薩長の江戸攻略は不可能だったのか
  • なぜ水戸徳川家は「天下の副将軍」と言われたのか)
  • 第2章 平和崩壊への序章-朱子学という劇薬の作用(なぜ幕府は最後まで開国を渋ったのか
  • なぜ田沼政治を「改革」と呼ばないのか)
  • 第3章 黒船とは何だったのか-幕府と薩長土肥の明暗を分けたもの(なぜ日露友好は夢物語に終わったのか
  • なぜ幕府は黒船の問題を先送りしたのか
  • なぜアメリカは日本との通商を熱望したのか
  • なぜ朱子学では外国から学ぶことが悪なのか)
  • 第4章 ペリーが来た-連鎖する日本人の空理空論(なぜ「ペリーは突然やってきた」が歴史常識になったのか
  • なぜ攘夷派は目の前の現実を無視し続けたのか
  • なぜ明治革命ではなく明治維新なのか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 動乱の日本史
著作者等 井沢 元彦
書名ヨミ ドウラン ノ ニホンシ : トクガワ システム ホウカイ ノ シンジツ
書名別名 徳川システム崩壊の真実
シリーズ名 角川文庫 い13-82
出版元 KADOKAWA
刊行年月 2016.5
ページ数 309p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-04-400005-9
NCID BB21380013
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全国書誌番号
22733030
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言語 日本語
出版国 日本
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