深谷忠記 著
八歳のとき母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。三十九年前の忌まわしい過去を引きずる彼の許に東京拘置所から一通の手紙が届く。夫を毒殺したとして懲役十年の有罪判決を受けた収監中の関山夏美からのものだった。無実の罪を着せられた自分にどうか力を貸して欲しいと手紙は訴えていた。旧友で夏美の担当弁護士、服部朋子の要請で、曽我はこの事件の控訴審に関わってゆくが…。現行の裁判制度の矛盾を突く緊迫の法廷ミステリ。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ