田辺聖子 著 ; 長谷川青澄 画
「もうどうでもいやになりました」と初恋のお関につぶやく車夫、録之助-樋口一葉「十三夜」。「水島さん」にひたすら憧れながら打ち明けられない少女豊子-吉屋信子「花物語」。破滅をいましめつつも恋のぬかるみに足をふみ込む赤良の狂歌。極北の絶望にむしろ力を得たり、少女の可憐にエールを送り、愛とエロスに酔いしれる。今も昔も変わらない恋する心の花びらを摘んで束ねた、お聖さんの古典案内。長谷川青澄画伯の美しい挿画入り。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ