オカルト

森達也 [著]

「オレは結局スプーン曲げちゃうよ。本音は曲げたくないけど、みんなの期待がわかるから」職業=超能力者。ブームは消えても、彼らは消えてはいない。超常現象、その議論は「信じる・信じない」という水掛け論に終始していた。不毛な立場を超え、ドキュメンタリー監督がエスパー、超心理学者、陰陽師、メンタリスト等に直撃!!否定しつつも、多くの人が惹かれ続ける不可思議な現象。その解明に挑んだ類書なきルポ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「でもオレは結局曲げちゃうよ」"超能力者"はふてくされたように言った
  • 「よく来てくれた。そしてよく呼んでくれた」恐山のイタコは語り始めた
  • 「現状は、誠実な能力者には不幸でしょう」オカルト・ハンターの返信はすぐに来た
  • 「僕たちはイロモノですから」"エスパー"は即答した
  • 「いつも半信半疑です」心霊研究者は微笑みながらつぶやいた
  • 「わからない」超心理学の権威はそう繰り返した
  • 「批判されて仕方がないなあ」ジャーナリストは口から漏らした
  • 「当てて何の役に立つんだろう」スピリチュアル・ワーカーは躊躇なく言った
  • 「毎日、四時四〇分に開くんです」店主はてらいがなかった
  • 「解釈はしません。とにかく聞くことです」怪異蒐集家は楽しそうに語った
  • 「これで取材になりますか」雑誌編集長は問い質した
  • 「僕はこの力で政治家をつぶした」自称"永田町の陰陽師"は嘯いた
  • 「匿名の情報は取り合いません」UFO観測会の代表は断言した
  • 「今日はダウジングの実験です」人類学者は口火を切った
  • 「今日の実験は理想的な環境でした」ダウザーはきっぱりと言った
  • 「あるかないかではないんです」超心理学者は首をかしげてから応じた
  • 「夢の可能性はあります」臨死体験者はそう認めながら話し出した
  • 「わからないから研究したい」科学者たちは当然のように答えた
  • 「僕らは超能力者じゃありませんから」メンタリストはあっさりと言い放った
  • パラダイムは決して固着しない。だからこそ、見つめ続けたい

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オカルト
著作者等 森 達也
書名ヨミ オカルト : アラワレル モノ カクレル モノ ミタイ モノ
書名別名 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ
シリーズ名 角川文庫 も13-8
出版元 KADOKAWA
刊行年月 2016.6
ページ数 377p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-04-104107-9
NCID BB21672653
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全国書誌番号
22743478
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言語 日本語
出版国 日本
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