宮沢賢治 作 ; 田原田鶴子 絵
-ごらんなさい。あの花の盃の中からぎらぎら光ってすきとおる蒸気が丁度水へ砂糖を溶かしたときのようにユラユラユラユラ空へ昇って行くでしょう。-小さな白いチュウリップから湧きあがる光の酒に酩酊して、洋傘直しと園丁は、色めく春の幻想を見ます…。二人の交歓に沿って展開されるファンタスティックなイメージと、光の明暗が美しい東北の春の情景を、画家・田原田鶴子が鮮やかな色彩で描き出しました。小学中級から大人まで。
「BOOKデータベース」より
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