オツベルと象 : ある牛飼いがものがたる

宮沢賢治 作 ; 遠山繁年 絵

オツベルは、六台の稲扱器械と十六人の百姓どもを使う、やり手の地主だ。昼から、ビフテキだのオムレツだのを食べて、たいそう羽振りがいい。そんなある日のことだ。オツベルの稲扱小屋に、一頭の白い象が現れた。オツベルは早速、象をうまいこと言いくるめ、足に重い鎖と分銅をはめて、水汲みやら薪運びやらにこき使った。気のいい象は、喜んで働いたよ。だが、オツベルの度重なるひどい仕打ちに、象は心も体もくたびれ果て、山に住む仲間たちへ手紙を書いた。「みんなで出て来て助けてくれ。」-「…ある牛飼いがものがたる」の傍題が付された、宮沢賢治の民話風童話を、画家・遠山繁年が、油絵で描き、絵本にしました。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オツベルと象 : ある牛飼いがものがたる
著作者等 宮沢 賢治
遠山 繁年
書名ヨミ オツベル ト ゾウ : アル ウシカイ ガ モノガタル
シリーズ名 日本の童話名作選
出版元 偕成社
刊行年月 1997.9
ページ数 38p
大きさ 29cm
ISBN 4039636902
NCID BA39333719
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全国書誌番号
98041707
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言語 日本語
出版国 日本
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