夏休みが始まったばかりのこと。兄弟ふたりだけで夜を過ごすことになったボクは、妖怪が棲むといううわさの鎮守の森に、弟の晃を連れて肝試しにいった。晃は四年生なのに妖怪を信じている。だから、妖怪なんていないってことを証明したかったんだ。ところが、ほんとうに鎮守の森の妖怪が、でてきて、かわいい晃にとりついちゃったんだ!?こんなことになるなんて!!!ボクと弟ときつねのコンさんのなが〜い一日。第41回埼玉文芸賞児童文学准賞を受賞「鎮守の森の九十九神-こんさんとボク」を大幅に加筆・修正。小学校高学年から。
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