児童虐待から考える

杉山春 著

子どもを育てられなくなった親たち。誰が「家族」を壊しているのか?年間10万件を突破し、今なお児童虐待は増え続けている。困窮の中で孤立した家族が営む、救いのない生活。そこで失われていく幼い命を、なぜ私たちの社会は救うことができないのか?数々の児童虐待事件を取材した著者が、その背景にある日本社会の家族規範の変容を追いながら、悲劇を防ぐ手だてを模索する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ルポ 厚木男児遺体放置事件
  • 第2章 「近代家族」という呪縛-二つの虐待事件を追って
  • 第3章 国家と家族のあいだで-「満州女塾」再考
  • 第4章 社会につながれない「ニューカマー」たち-川崎中1殺害事件の深層にあるもの
  • 第5章 育児は母親だけの義務か?-母性から降りる、共同体で支援する
  • 付録 誤解される「子どもの精神障害」-児童精神科医・滝川一廣さんとの対話
  • 終章 家族はどこへ向かうのか-虐待予防の現在、そして新しい家族の形のために

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 児童虐待から考える
著作者等 杉山 春
書名ヨミ ジドウ ギャクタイ カラ カンガエル : シャカイ ワ カゾク ニ ナニ オ シイテ キタカ
書名別名 社会は家族に何を強いてきたか
シリーズ名 朝日新書 643
出版元 朝日新聞
刊行年月 2017.12
ページ数 215p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-02-273743-4
NCID BB25121108
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22998310
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想