忘れられない一冊

週刊朝日編集部 編

題名を忘れても、読み終えていなくても、たとえ失くしてしまっても…その「本」が人生に彩りを添えてくれた。各界の著名人82人が出会いの瞬間などを明かす本書を読めば、あなたにとっての大切な一冊もきっと見つかる。「週刊朝日」連載をまとめた文庫オリジナル。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • キスへの憎しみ-読むのが早すぎた一冊(藍川京)
  • お粗末な書店と大雨-高校生で出会った二人の「作家」(青山南)
  • ありがとう-ただひたすらおもしろい本(阿刀田高)
  • 役所をやめる決意を固めた-二十八歳の岐路で(安部龍太郎)
  • 忘れしまった本-旅行中に読む本がなくなって…(新井素子)
  • 保育園体験の意外な影響-十代後半、食わず嫌いだった本(荒井良二)
  • "抗えぬ運命"を想像する-旅の最中のご当地本が…(有栖川有栖)
  • 上京するはずだった姉-歴史から学ぶために(生島淳)
  • 不気味な気配、不思議な語感-父の書斎から(井上荒野)
  • 古書店の棚におかれた子供の夢-小学生の挫折体験(井上章一)〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 忘れられない一冊
著作者等 朝日新聞出版
週刊朝日編集部
書名ヨミ ワスレラレナイ イッサツ
シリーズ名 朝日文庫 し3-14
出版元 朝日新聞
刊行年月 2013.9
ページ数 196,4p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-02-261758-3
NCID BB13827211
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22299170
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
"叫ぶ私"を抱きしめたい 黛まどか
"抗えぬ運命"を想像する 有栖川有栖
"黄色い大地"からの想像 清水ミチコ
「さんたろう」の謎 最相葉月
「すごい本」にはさまれた一筆箋 高橋順子
「噓の話」にまつわる本 別役実
「憂鬱」の不思議な文字並び 大林宣彦
『春と修羅』初版本の亡霊 山折哲雄
ああ、ごめんなさい 太田治子
ありがとう 阿刀田高
いくたびも天井を仰ぎ見た 山川静夫
おじさんへの報告 中島京子
お粗末な書店と大雨 青山南
この位で興奮できていたのか 辛酸なめ子
こんな文章、読んだことがない 平松洋子
どこを読んでいたのだろう? 出久根達郎
なかったことにしたい一冊 平安寿子
なんてセンスのいい出版社なんだ! 戸梶圭太
まさかの坂を上って 車谷長吉
アマゾン川の漱石 奥野修司
ウン○を食べる話 三浦しをん
キスへの憎しみ 藍川京
サインは自粛した次第 吉田豪
ドストエフスキーのばか 星野博美
ナイーブさというのは厄介だ 岡田利規
ノッティンガムの裏切り 大竹聡
バイトに来てたんだっけ、私 内澤旬子
バスルームからの明かり 蓮見圭一
マグロ漁船のカイコ棚で 中島誠之助
ヨーロピアンな食卓 小林エリカ
ラーメンの横でこぼした涙 久田恵
三十年間も読み続けた宗教の本 森永卓郎
上京するはずだった姉 生島淳
不気味な気配、不思議な語感 井上荒野
二分間の冒険 前田司郎
二十世紀が終わった夜 園子温
人生いろいろ 松田哲夫
保育園体験の意外な影響 荒井良二
兆民に叱られ救われた 鈴木邦男
先生からもらった本 谷村志穂
十一歳の「悪の華」 松本隆
厄年に読んだ唯一の本 松田美智子
古書店の棚におかれた子供の夢 井上章一
夢の牛、夢の庭 宮下奈都
大藪春彦と言えるようになった 速水健朗
天井すれすれにあった名前 林あまり
天才詩人あらわる? 中野京子
妹が略奪していった本 金原瑞人
子供はわからないもので 幅允孝
宿題 秦建日子
座右にある未読全集 森まゆみ
役所をやめる決意を固めた 安部龍太郎
彼女の短いメッセージ 森達也
得体の知れない恐ろしさ 中村文則
忘れてしまった本 新井素子
思わぬ収穫 吉田篤弘
怠惰な自分を叱咤した日記 伏見憲明
懲役五年を覚悟して 高野秀行
戦死した兄の本箱 志茂田景樹
拘置所で読んだ脱獄の話 山本譲司
教室に沈黙が降りた 冲方丁
書棚の空きスペース 長野まゆみ
最期まで書斎にあった本 旦敬介
最高に輝ける日々 諸田玲子
机竜之助と歩く 島田裕巳
死ぬまで分からない 桐山秀樹
母が小声で伝えた本 森山大道
清張が描いた新聞記者 角幡唯介
父とわたしを繫ぐ一冊 北村薫
病院の待合室の藤沢周平 菊地秀行
眩しさで盗みみた書名 穂村弘
私のマドレーヌ 芳賀徹
私を被告人にした『白痴』 西部邁
突き出ている本 川内倫子
聖なる書 マイク・モラスキー
自分の名前のゴム印が… なぎら健壱
花に寄り添った 山田太一
薬品の匂い漂うなかで星新一 東直子
車谷長吉を読む医師 万城目学
鞄を壊した子 辻村深月
館長室の部厚い本 海野弘
高村翁に学んだ「美しい」とはなにか 松浦弥太郎
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