才能の森

扇田昭彦 著

1968年の秋、朝日新聞の演劇担当記者となった著者は、蠕動する日本現代演劇の勃興期に立ち会い、次々とほとばしり出る新しい才能をつぶさに見た。天井桟敷館のこけら落としの取材で初めて会った寺山修司。35年を超える長いつきあいのなか、驚くほど変わらない「おさな心」を保ち続けている唐十郎。演劇記者としてのみならず、編集者としてもつきあった井上ひさし…。また「女優を続けるなら恋愛はしても結婚はしないほうがいい」と周囲に語っていた杉村春子や「巨漢のカリスマ」千田是也の思い出から、ピーター・ブルック、タデウシュ・カントールまで、世界に輝く才能に触れた経験をつづりながら、時代を映し、時代の感性を牽引する「演劇」という芸術を形作った人々の肖像を浮き彫りにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 寺山修司-懐かしのわが家
  • 唐十郎-「おさな心」と偏執
  • 蜷川幸雄-過激な晩年へ
  • 太田省吾-沈黙と曇り日の世界
  • 井上ひさし-複雑な喜劇的多面体
  • 杉村春子-森本薫への思い
  • 宮本研-あかるい海の声
  • つかこうへい-在日のプライド
  • ピーター・ブルック-異こそ美なり
  • ヨシ笈田-漂流者の夢〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 才能の森
著作者等 扇田 昭彦
書名ヨミ サイノウ ノ モリ : ゲンダイ エンゲキ ノ ツクリテタチ
書名別名 現代演劇の創り手たち
シリーズ名 朝日選書 788
出版元 朝日新聞社
刊行年月 2005.11
ページ数 280p
大きさ 19cm
ISBN 4022598883
NCID BA74152541
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全国書誌番号
20934531
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言語 日本語
出版国 日本
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