湖の南 : 大津事件異聞

富岡多惠子 著

新史料・津田三蔵書簡を読み解きながら、津田の内面を描きつつ、大津事件(一八九一年)の謎に迫る異色作。津田三蔵巡査がロシア皇太子を襲撃した動機とは何か。著者は一人の青年の西南戦争での体験を重視し、同時にその煩悶を見つめながら、明治期社会の深淵の中で事件をとらえなおす。幾多の文学作品で描かれた大津事件像とは異質の視点から、事件を描き、明治期社会の闇とともに現代の闇にも迫る。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 湖の南 : 大津事件異聞
著作者等 富岡 多恵子
富岡 多惠子
書名ヨミ ミズウミ ノ ミナミ : オオツ ジケン イブン
シリーズ名 岩波現代文庫 B192
出版元 岩波書店
刊行年月 2011.10
ページ数 217p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-602192-4
NCID BB07038206
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全国書誌番号
22012032
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言語 日本語
出版国 日本
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