レヴィナス

熊野純彦 著

戦争と虐殺の世紀を生き延び、さまざまな「無用の苦しみ」を問うことから生じたレヴィナスの哲学。そのテクストに刻み込まれた「時間」「所有」「存在」「他者」とは何を意味するのか。倫理学の第一人者である著者が、難解といわれる二つの主著『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』のテクストを緻密に読み解く。現代を生き抜く強靭な思考を浮かび上がらせる名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 所有することのかなたへ-レヴィナスにおける"倫理"をめぐって(問題の設定-"身"のおきどころのなさの感覚から
  • 自然の贈与-始原的な世界を"口"であじわうこと
  • 所有と労働-世界に対して"手"で働きかけること
  • 裸形の他者-"肌"の傷つきやすさと脆さについて
  • 歴史の断絶-声ではない声に"耳"を澄ませること)
  • 第2部 移ろいゆくものへの視線-レヴィナスにおける"時間"をめぐって(はじめに-移ろいゆくものへ
  • 物語の時間/断絶する時間
  • 時間と存在/感受性の次元
  • 主体の綻び/反転する時間
  • おわりに-"ある"への回帰)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 レヴィナス
著作者等 熊野 純彦
書名ヨミ レヴィナス : ウツロイユク モノ エノ シセン
書名別名 移ろいゆくものへの視線
シリーズ名 学術 364
岩波現代文庫 364
出版元 岩波書店
刊行年月 2017.6
ページ数 342,3p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600364-7
NCID BB23863765
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全国書誌番号
22919069
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言語 日本語
出版国 日本
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