日本の近代とは何であったか

三谷太一郎 著

政党政治を生み出し、資本主義を構築し、植民地帝国を出現させ、天皇制を精神的枠組みとした日本の近代。バジョットが提示したヨーロッパの「近代」概念に照らしながら、これら四つの成り立ちについて解き明かしていく。学界を主導してきた政治史家が、日本近代のありようについて問題史的に考察する重厚な一冊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 日本がモデルとしたヨーロッパ近代とは何であったか
  • 第1章 なぜ日本に政党政治が成立したのか(政党政治成立をめぐる問い
  • 幕藩体制の権力抑制均衡メカニズム ほか)
  • 第2章 なぜ日本に資本主義が形成されたのか(自立的資本主義化への道
  • 自立的資本主義の四つの条件 ほか)
  • 第3章 日本はなぜ、いかにして植民地帝国となったのか(植民地帝国へ踏み出す日本
  • 日本はなぜ植民地帝国となったか ほか)
  • 第4章 日本の近代にとって天皇制とは何であったか(日本の近代を貫く機能主義的思考様式
  • キリスト教の機能的等価物としての天皇制 ほか)
  • 終章 近代の歩みから考える日本の将来(日本の近代の何を問題としたのか
  • 日本の近代はどこに至ったのか ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本の近代とは何であったか
著作者等 三谷 太一郎
書名ヨミ ニホン ノ キンダイ トワ ナンデ アッタカ : モンダイシテキ コウサツ
書名別名 問題史的考察
シリーズ名 岩波新書 新赤版 1650
出版元 岩波書店
刊行年月 2017.3
ページ数 276,4p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431650-3
NCID BB23314905
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全国書誌番号
22883439
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言語 日本語
出版国 日本
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