被災弱者

岡田広行 著

東日本大震災の集中復興期間終了を目前に、復興から取り残される人びとがいる。くらしの再生に必要なものは、巨大プロジェクトの加速ではない。「いつまで被災者なのか」と弱者を切り捨てるなら、社会はその負債を将来にわたって抱え込むだろう。被災は、誰にとっても人ごとではない。災害多発国日本のあやうさを現場から問う。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 プレハブ仮設住宅で(「ミスター仮設住宅」の孤軍奮闘
  • 「見守り」は続けられているが…
  • ボランティア活動の意義ほか)
  • 第2章 みなし仮設で(みなし仮説親睦会「若松会」
  • みなし仮説とは
  • みなし仮説の功罪 ほか)
  • 第3章 在宅被災者という存在(暗闇の町で
  • 支援対象外の被災者
  • 食料を届けた石巻市 ほか)
  • 第4章 被災者とは誰なのか(不公平な扱い
  • 罹災証明をめぐる問題
  • 無力だった災害対策基本法 ほか)
  • 第5章 子どもたち-学校と遊び場は取り戻せたか(バスケットボール教室で
  • 子どもに寄り添う
  • 失われた放課後 ほか)
  • 第6章 生業再建の希望と困難(二次災害のダメージ
  • 冠水被害の農地
  • いちご農家の試練 ほか)
  • 第7章 復興事業の不条理(災害危険区域設定
  • 自治会の解散、消えていく集落
  • 「住民合意」を尊重した地域も ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 被災弱者
著作者等 岡田 広行
書名ヨミ ヒサイ ジャクシャ
シリーズ名 岩波新書 新赤版 1530
出版元 岩波書店
刊行年月 2015.2
ページ数 209p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431530-8
NCID BB18047763
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全国書誌番号
22586156
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言語 日本語
出版国 日本
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