瀧廉太郎 : 夭折の響き

海老澤敏 著

「荒城の月」や「箱根八里」「お正月」で知られる作曲家・滝廉太郎は、外国歌曲に学びながら日本の近代音楽の扉を開いた。「国楽」創造の旗手としての格闘、ドイツ留学の実現と失意の帰国、そして絶筆となったピアノ曲「憾(うらみ)」にあふれる激情…。その病魔に断ち切られたわずか二三年余の悲運の生涯を、没後一世紀の今、克明に描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 二〇〇三年夏、ライプツィヒ-滝廉太郎歿後百年記念碑
  • 第1章 絶筆ピアノ曲『憾』の衝撃音-哀しき白鳥の歌
  • 第2章 洋楽草創期の申し子-音楽取調掛から東京音楽学校へ
  • 第3章 新しい"音楽師"を志して-音楽学校の俊秀
  • 第4章 歌曲作曲家デビュー-多様な作品宇宙の創造へ
  • 第5章 外国歌曲に学びながら-異文化摂取の営み
  • 第6章 稀有な日本歌曲の創造-『四季』の境域
  • 第7章 "国楽"創造の旗手として-子供たちを音楽の楽園へ
  • 第8章 永訣のソナタ-声音とピアノに託して
  • 終章 『荒城の月』その後-変貌の受容史

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 瀧廉太郎 : 夭折の響き
著作者等 海老沢 敏
書名ヨミ タキ レンタロウ : ヨウセツ ノ ヒビキ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 2004.11
ページ数 232p
大きさ 18cm
ISBN 4004309212
NCID BA69567402
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全国書誌番号
20713261
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言語 日本語
出版国 日本
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