翻訳はいかにすべきか

柳瀬尚紀 著

翻訳事始の時代から今日まで、日本の翻訳はいったいどこまで進んだのか。きりっと引き締まった二葉亭四迷の翻訳に引き比べ、掃いて捨てるほどの代名詞の山、時制にがんじがらめ・辞書丸写しの文体、言わずもがなの迷訳・誤訳。「翻訳に不可能はない」と言いきる著者が、自らの血のにじむような実践を振り返りつつ開陳する翻訳論の決定版。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 飜譯は如何様にすべきものか(軽快にして細心
  • 習いたてのピアノ
  • 辞書語と翻訳 ほか)
  • 第2章 小砂眼入調(続「あいびき」
  • 「三人冗語」と「雲中語」
  • 「トウコギ」と「とうこぎ」 ほか)
  • 第3章 翻訳の姿勢(翻訳は不朽の業
  • 精読の愉悦
  • 書淫の怪物 ほか)
  • 第4章 『ユリシーズ』翻訳(鼎訳の猫と猫訳の猫
  • 頭黒の小用
  • 覆いの掛った蹄訳 ほか)
  • 第5章 無理の愉悦(無理がジョイスフル
  • 三島由紀夫のフィネガン飜譯 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 翻訳はいかにすべきか
著作者等 柳瀬 尚紀
書名ヨミ ホンヤク ワ イカニ スベキカ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 2000.1
ページ数 214p
大きさ 18cm
ISBN 4004306523
NCID BA4485926X
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全国書誌番号
20036761
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言語 日本語
出版国 日本
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