中国人口超大国のゆくえ

若林敬子 著

57億が2050年には100億へ。世界人口の激増が深刻化する一方で、「産む自由」を叫ぶ声も強く聞かれる。そのなかで、世界一の人口、12億を抱える中国の一人っ子政策が成功したといわれるが、実情はどうなのか。農村から都市、国外へと向かう大量の人々の移動をどう見るか。経済政策や社会への影響は。現地調査に基づく意欲作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 世界人口は、いま(世界人口「大爆発」
  • 膨れあがる第三世界の都市
  • 先進諸国および日本の出生率低下、人口抑制政策のむずかしさ
  • 地球環境問題と国際人口移動)
  • 2 人口問題に直面する中国(二つの高峰と一つの鋭い谷
  • 毛沢東と馬寅初
  • 一人っ子政策
  • 辺境の地まで広がる出産管理ネットワーク
  • 変わりゆく少数民族人口)
  • 3 家族制度への影響(今でも残る、伝統的子女観
  • 中絶の増加と出生性比のアンバランス
  • 戸籍のない子どもの増大
  • 進む高齢化社会、揺らぐ扶養制度)
  • 4 広がる地域格差(都市人口の推移-上海、新疆の人口移動史
  • 農業余剰労働力のゆくえ
  • 動き始めた巨大「盲流」
  • 流動人口の増大
  • "超過出産ゲリラ世帯"と都市の社会病理
  • 戸籍制度にみる都市と農村の矛盾)
  • 5 国境を越える人々(華僑・華人人口と〓@4BFC
  • 変わりゆく香港
  • 私用出国の緩和と就学生問題)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中国人口超大国のゆくえ
著作者等 若林 敬子
書名ヨミ チュウゴク ジンコウ チョウタイコク ノ ユクエ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 1994.6
ページ数 221, 3p
大きさ 18cm
ISBN 4004303419
NCID BN10854653
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全国書誌番号
94062368
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言語 日本語
出版国 日本
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