中世的世界の形成

石母田正 著

東大寺庄園の、十‐十六世紀の歴史を綿密に分析した著者(1912‐86)は、「人間が生き、闘い、かくして歴史を形成してきた一箇の世界」を見事に再構成した。古代的支配者=東大寺、それに抗争しては蹉趺・敗北をくりかえす人々。これらはまた著者が直面した暗い谷間の日本社会そのものにほかならぬ。中世史学の最高傑作の一つ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 藤原実遠(所領の成立
  • 経営と没落
  • 領主と東大寺)
  • 第2章 東大寺(黒田庄の成立
  • 古代的論理
  • 二つの法)
  • 第3章 源俊方(家系
  • 武士団の成立
  • 中世の敗北)
  • 第4章 黒田悪党(古代の再建
  • 中世的世界
  • 終末)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中世的世界の形成
著作者等 石母田 正
書名ヨミ チュウセイテキ セカイ ノ ケイセイ
シリーズ名 岩波文庫
出版元 岩波書店
刊行年月 1985.9
ページ数 467, 14p
大きさ 15cm
ISBN 4003343611
NCID BN0012673X
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全国書誌番号
86005338
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言語 日本語
出版国 日本
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