阪倉篤義 校訂
幼い時からかぐや姫の話として誰もが親しんでいるこの物語は、『源氏物語』の中でもすでに昔話として出てくるように、日本最古の物語文学といわれる。光を放つ一筋の竹の中から生まれて気高く成長した姫が、貴公子たちやみかどの求婚をしりぞけて天に昇っていく姿が、他の平安時代の物語に比べてはるかにわかりやすい、素朴な文章で綴られている。
「BOOKデータベース」より
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