知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か

松本三和夫 著

「知の失敗」と言うべき状況にある。地球温暖化、環境ホルモン、核廃棄物処分など科学技術に関わる社会問題が目白押しである。解決を謳う言説は多様に存在しているのに、人々はそれらを信じていない。知のあり方を根底から変える以外にない。本書はその出発点として、科学、技術、社会の境界面で発生する出来事を見通す新たな地平を提示する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1章 天災と人災のあいだの失敗-事故はなぜなくならないか(科学技術は善か悪か
  • 十九世紀の爆発事故-「知の失敗」とは何だろうか ほか)
  • 2章 科学技術政策のジレンマ(知の隙間をどうみるか
  • 科学技術政策をつくっている言説 ほか)
  • 3章 科学技術複合体への期待と成果の落差の社会的意味(新エネルギー技術開発の登場-OPECとOTEC
  • 日本のOTEC開発過程 ほか)
  • 4章 ためにする知をこえて-「知の失敗」の克服のために(学際研究の通念につきまとう幻想
  • 閉じたエリート路線-あるSTS ほか)
  • 5章 自己言及・自己組織型の提言(テクノクラシーから距離をとる
  • テクノ・マスデモクラシーから距離をとる ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か
著作者等 松本 三和夫
書名ヨミ チ ノ シッパイ ト シャカイ : カガク ギジュツ ワ ナゼ シャカイ ニ トッテ モンダイ カ
出版元 岩波書店
刊行年月 2002.5
ページ数 321, 29p
大きさ 20cm
ISBN 4000238108
NCID BA57014359
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全国書誌番号
20289428
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言語 日本語
出版国 日本
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