再検討教育機会の平等

宮寺晃夫 編

経済格差と貧困の拡大に伴い、教育機会の格差・不平等も深刻になっている。しかし、そもそもなぜ「教育機会の平等」が望ましく、それはどのように正当化されうるか。そしてどうすれば実現できるのか。市場社会のなかの教育、教育の費用、自由な選択、個性の尊重、差別と人権、統合と多様性、能力と選別等の難問に向き合い、「平等の理由」と「平等の条件」を理論・実践の両面から追究する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論 なぜ「教育機会の平等」の再検討なのか
  • 1 市場社会と教育機会(「奪われなさ」と平等原理-社会からみた機会の不平等
  • 教育費のエコノミックスとポリティックス-人的資本・ネットワーク外部性・信用取引 ほか)
  • 2 教育の実践と改革(「共生・共有」のなかで「教育機会の平等」を考える
  • 個性化教育の可能性-愛知県東浦町の教育実践の系譜から ほか)
  • 3 人権と民主主義への問い(在日外国人の子どもの教育機会-日系ブラジル人を中心に
  • 人種格差社会アメリカにおける教育機会の平等-ポスト公民権運動期の黒人の教育権 ほか)
  • 4 平等原理の再定位(能力にもとづく選抜のあいまいさと恣意性-メリトクラシーは到来していない
  • 「教育機会の平等」の復権-子どもの学校を親が決めてよいのか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 再検討教育機会の平等
著作者等 宮寺 晃夫
書名ヨミ サイケントウ キョウイク キカイ ノ ビョウドウ
出版元 岩波書店
刊行年月 2011.8
ページ数 302, 2p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-00-022587-8
NCID BB0652499X
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全国書誌番号
21982109
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言語 日本語
出版国 日本

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