強相関電子と酸化物

十倉好紀 著

金属の性質はふつう自由に動き回る自由電子モデルで説明される。ところが電子間の反発力が強い系(強相関電子系)では、それでは説明のつかない新奇で劇的な現象が現れる。それが典型的に見られるのが遷移金属酸化物だ。現象の背景にある物理を理解し、その物性を制御することができれば、まったく新しいエレクトロニクス分野が誕生する。第一人者がその思いを熱く語る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 遷移金属酸化物(強相関電子とモット絶縁体
  • d電子軌道と遷移金属酸化物
  • モット絶縁体と電荷ギャップ)
  • 2 金属‐絶縁体転移(バンド幅制御
  • フィリング制御
  • 高温超伝導体)
  • 3 スピン‐電荷‐軌道結合(巨大磁気抵抗
  • 軌道‐電荷秩序
  • 多彩な電子相)
  • 4 強相関エレクトロニクス(臨界状態相制御
  • スピントロニクスとオービトロニクス)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 強相関電子と酸化物
著作者等 十倉 好紀
書名ヨミ キョウソウカン デンシ ト サンカブツ
シリーズ名 さまざまな物質系 1
岩波講座物理の世界 / 佐藤文隆 ほか編 1
出版元 岩波書房
刊行年月 2002.11
ページ数 74p
大きさ 20cm
ISBN 4000111329
NCID BA59811697
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20355934
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想