宇田川武久 著
日本に鉄炮を伝えたのは、ポルトガル人ではなく倭寇だった。この新兵器の普及により、群雄争う戦国の世は一変、織田信長という寵児を生み、天下一統が成る。伝来当初は贈答品にすぎなかった鉄炮が、いったん合戦の場で威力を示すと、諸大名は先を競ってその装備を急ぎ、生産は飛躍的に高まった。この波紋は文禄・慶長の戦いの中で、朝鮮にも多大の影響を与えることになる。歴史の歩みを加速させた兵器を、文化として検証する。
「BOOKデータベース」より
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