鉄炮伝来 : 兵器が語る近世の誕生

宇田川武久 著

日本に鉄炮を伝えたのは、ポルトガル人ではなく倭寇だった。この新兵器の普及により、群雄争う戦国の世は一変、織田信長という寵児を生み、天下一統が成る。伝来当初は贈答品にすぎなかった鉄炮が、いったん合戦の場で威力を示すと、諸大名は先を競ってその装備を急ぎ、生産は飛躍的に高まった。この波紋は文禄・慶長の戦いの中で、朝鮮にも多大の影響を与えることになる。歴史の歩みを加速させた兵器を、文化として検証する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 鉄炮伝来の実像-新兵器渡来の謎
  • 2 西南戦国大名の新兵器受容-国内への伝播
  • 3 東国の戦国大名と鉄炮-東への波及
  • 4 統一政権の成立と鉄炮の定着-小銃から大砲へ
  • 5 海を渡った火縄銃-アジアへの伝播
  • 6 徳川政権誕生と火砲-動乱から平和へ
  • 7 砲術の成立-火薬製造法から秘伝書へ
  • 8 日本鉄炮研究小史-立ちおくれた体系化

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 鉄炮伝来 : 兵器が語る近世の誕生
著作者等 宇田川 武久
書名ヨミ テッポウ デンライ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1990.2
ページ数 182p
大きさ 18cm
ISBN 4121009622
NCID BN04382913
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全国書誌番号
90046721
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言語 日本語
出版国 日本
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