宇宙論はこの半世紀で華々しい発展をとげた。物理学上の新理論と観測テクノロジーは、人類の宇宙観を書き換え尽くしたかにみえる。だが、九五年を皮切りに太陽系外に異形の惑星がぞくぞく発見され、新たな知のフロンティアが浮かび上がった。銀河は、宇宙は、無数の惑星で満ちている。どこかに生命はいるのか。われわれはどこからきて、どこへ行くのか-。この宇宙と生命起源の謎を解く鍵が、「惑星学」なのだ。いま最もスリリングな学問領域を、第一線の理論天文学者が案内する。数式をひとつも使わずに説明する"惑星学"入門。
「BOOKデータベース」より