「秘密結社」と聞くと、あなたは何をイメージするだろうか。素顔を隠して闇の集会所に集い、怪しげな儀式を行う。国家レベルをも超越した大規模な組織が各国の要人を取り込み、世界政府の樹立を計画している…。そんなふうに、社会の裏側に潜む巨大な陰謀を思い描き恐れを抱く人も多いかもしれない。しかし、秘密結社が人々の好奇心とロマンティシズムを古代から刺激し続けてきたのも事実である。本書では、秘密結社が表の世界に残した足跡を手がかりに、実は多様な顔を持つ秘密結社の実像を浮き彫りにしていく。彼らが持つ「秘密」とその魅力を解き明かす一冊。
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