超近代の法 : 中国法秩序の深層構造

季衛東 著

中国法、それは簡素すぎるようにも、煩瑣すぎるようにもみえる。停滞し不変のものとも、激しく変わるものともいわれ、通俗でわかりにくいともいわれてきた。本書は、これまで欠落していた「中国法とは何か」「なぜそのような特徴があるか」という問いへの解答となるべく、具体的事実の記述を超え、中国法の一貫して不変な深層構造に焦点を合わせ、かつその独自の文脈において規範と関係、権力的契機と大衆的契機の相互作用、それにより引き起こされた変化の諸相ないし基本原理を明らかにする。西洋近・現代法の理念との対話・比較の可能性を開き、21世紀のアジアにおける新しい価値体系と秩序を検討するための一助となる必読の一書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 法の均衡達成の陥穽(交渉と生成による動的秩序
  • 法の場的構造と対称律
  • 議論の反復から意味の転化へ
  • 儀礼、選択および関係的公正)
  • 第2部 法秩序の散逸構造(西洋文明の衝撃と法改革
  • 統治方式の内発的変遷
  • 権力の試行と反省的法
  • 権利の追求と大衆的審判 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 超近代の法 : 中国法秩序の深層構造
著作者等 季 衛東
書名ヨミ チョウキンダイ ノ ホウ : チュウゴクホウ チツジョ ノ シンソウ コウゾウ
シリーズ名 Minerva人文・社会科学叢書 23
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 1999.3
ページ数 364p
大きさ 22cm
ISBN 4623029794
NCID BA4079820X
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全国書誌番号
99079647
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言語 日本語
出版国 日本
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