思想的地震

柄谷行人 著

われわれは、もはや脱構築ではなく、建設をこそ語らねばならない-。あらゆるものが瓦解したこの20年間に、思想家・柄谷行人は、はたして何を考え、語ってきたか。本書は、その崩壊が誰の眼にも明らかとなった1995年以降の講演を著者みずから精選した、待望の講演集である。近代文学の使命とその盛衰を反照的に論じた「近代文学の終り」、日本にいつしか根づいた特異な民主主義観を、近代における個人化という根源から再考する「日本人はなぜデモをしないのか」など、計11本の講演を収録。その言葉には、いま最も必要とされる強靭な思想が確かに宿っている。学芸文庫オリジナル。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 地震とカント
  • 他者としての物
  • 近代文学の終り
  • 日本精神分析再考
  • 都市プラニングとユートピア主義を再考する
  • 日本人はなぜデモをしないのか
  • 秋幸または幸徳秋水
  • 帝国の周辺と亜周辺
  • 「哲学の起源」とひまわり革命
  • 山人と山姥
  • 移動と批評-トランスクリティーク

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 思想的地震
著作者等 柄谷 行人
書名ヨミ シソウテキ ジシン : カラタニ コウジン コウエン シュウセイ センキュウヒャクキュウジュウゴ ニセンジュウゴ
書名別名 柄谷行人講演集成1995-2015
シリーズ名 ちくま学芸文庫 カ43-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.1
ページ数 286p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09773-6
NCID BB22793201
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全国書誌番号
22851936
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言語 日本語
出版国 日本
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