知るということ : 認識学序説

渡辺慧 著

時間の流れとは何か。われわれはいかにして時間の流れを知るのか。ある人は、因果の向きが時間の向きであると言う。では、因果はいかにして知りうるのか-。知覚の本質をめぐって、古来さまざまな通説が現れては、哲学的議論が交わされてきた。理論物理学の第一線で活躍した著者が提唱するのは、知覚のあり方をあくまで科学的・数学的に基礎づけることで形而上学を削ぎ落とした新しい認識論=「認識学」である。「エントロピー」「ボーアの相補性」といった物理学の概念を手掛かりに、数学や論理学を自在に駆使しながら知覚の謎をひもとくスリリングでユニークな科学哲学入門。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1章 現象
  • 2章 存在
  • 3章 確率と論理
  • 4章 客体と述語
  • 5章 言語・論理的相対性
  • 6章 学習と情報
  • 7章 パターンとエントロピー最小の原理
  • 8章 時の向き
  • 9章 因果律と自由
  • 10章 認識学的相対性

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 知るということ : 認識学序説
著作者等 渡辺 慧
書名ヨミ シル ト イウ コト : ニンシキガク ジョセツ
シリーズ名 Math & science ワ14-1
ちくま学芸文庫 ワ14-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2011.6
ページ数 225p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09381-3
NCID BB05912359
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全国書誌番号
21959064
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言語 日本語
出版国 日本
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