世界史をつくった海賊

竹田いさみ 著

スパイス、コーヒー、紅茶、砂糖、奴隷…これら世界史キーワードの陰には、常に暴力装置としての海賊がいた。彼らは私的な略奪にとどまらず、国家へ利益を還流し、スパイとして各国情報を収集・報告し、海軍の中心となって戦争に参加するなど、覇権国家誕生の原動力になった。さらに、国際貿易・金融、多国籍企業といった現代に通じるシステムの成り立ちに深く関与していた。厄介な、ならず者集団であるいっぽう、冒険に漕ぎ出す英雄だった海賊たちの真実から、世界の歴史をとらえ直す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 英雄としての海賊-ドレークの世界周航(貧しい二流国からの脱却
  • "海賊マネー"で国家予算を捻出 ほか)
  • 第2章 海洋覇権のゆくえ-イギリス、スペイン、オランダ、フランスの戦い(勝利の立役者としての海賊
  • 無敵艦隊との戦い-スパイ戦 ほか)
  • 第3章 スパイス争奪戦-世界貿易と商社の誕生(貿易の管理と独占の仕組み
  • 魅惑のスパイス貿易 ほか)
  • 第4章 コーヒーから紅茶へ-資本の発想と近代社会の成熟(コーヒー貿易と海賊ビジネス
  • 覚醒と鎮痛のドリンク ほか)
  • 第5章 強奪される奴隷-カリブ海の砂糖貿易(甘いクスリ-砂糖の登場
  • イギリスと奴隷貿易 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 世界史をつくった海賊
著作者等 竹田 いさみ
書名ヨミ セカイシ オ ツクッタ カイゾク
シリーズ名 ちくま新書 888
出版元 筑摩書房
刊行年月 2011.2
ページ数 238p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06594-0
NCID BB04802956
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21906399
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想