柳田国男全集  11

柳田 国男【著】

古代の祭政一致社会において兄の帝を守護し助けた巫祝的性格をもつオナリ神をはじめ、玉依姫、御霊信仰、姥神伝説などをとりあげ、目に見えぬ精霊の力によって女性が歴史の舞台の影ではたしてきた役割を掘り起こし、さらに口承文芸の伝播に関わった遊行の女婦について考証する『妹の力』。わが国のシャマニズム研究の先駆をなす「巫女考」。ともに、かつて女性がもっていた大いなる力「さかしさ」と「けだかさ」の回復を願って書かれたものである。ほかに毛坊主や聖など中世の民間宗教者たちについての諸論考を収録。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 妹の力
  • 巫女考
  • 毛坊主考
  • 俗聖沿革史
  • 立山中語考
  • 一言主考
  • 鬼の子孫
  • 唱門師の話
  • 俗山伏
  • 桂女由来記

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 柳田国男全集
著作者等 柳田 国男
書名ヨミ ヤナギタ クニオ ゼンシュウ
シリーズ名 ちくま文庫
巻冊次 11
出版元 筑摩書房
刊行年月 1990.3
ページ数 657p
大きさ 15cm
ISBN 4480024115
NCID BN03882069
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
90032933
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
10: 桃太郎の誕生
11: 妹の力
12: 婚姻の話
13: 先祖の話
1: 海上の道
2: 雪国の春
3: 水曜手帖
4: 遠野物語
5: 後狩詞記
6: 妖怪談義
7: 伝説
8: 口承文芸史考
9: 物語と語り物
「イタカ」及び「サンカ」
おとら狐の話
ジュネーブの思い出
一目小僧その他
一言主考
不幸なる芸術
世間話の研究
丹波市記
五十年前の伊豆日記
人を神に祀る風習
伝説とその蒐集
伝説のこと
伝説の系統及び分類
俗山伏
俗聖沿革史
勝善神
北国紀行
史料としての伝説
唱門師の話
地蔵殿の苗字
夜啼石の話
女性の民間伝承
子安地蔵
家閑談
山の人生
山人外伝資料
山島民譚集
山民の生活
山神とオコゼ
山立と山臥
島の人生
巫女考
常民婚姻史
廻り地蔵
御伽噺と伽
忌と物忌の話
所謂特殊部落ノ種類
掛神の信仰について
旅中小景
日本の祭
昔話と文学
昔話のこと
昔話を愛する人に
昔話覚書
曽我兄弟の墳墓
木地屋物語
木思石語
東北文学の研究
東国古道記
板絵沿革
桂女由来記
樺太紀行
橋の名と伝説
毛坊主考
水引地蔵
海上文化
海南小記
海女部史のエチュウド
片目の魚
片葉蘆考
猿廻しの話
瑞西日記
生石伝説
矢立杉の話
神を助けた話
神社のこと
神道と民俗学
神道私見
祭礼と世間
秋風帖
立山中語考
竜王と水の神
童話小考
笑の本願
細語の橋
絵馬と馬
菅江真澄
葬制の沿革について
葬制沿革史料
西行橋
親方子方
諸国の片葉の蘆
豆の葉と太陽
農村家族制度と慣習
遊海島記
鬼の子孫
黒地蔵白地蔵
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想