スクリーンの夢魔

渋沢竜彦 著

偏愛する映画作家、ブニュエル、ベルイマンなどの諸作品をめぐって印象批評をくりひろげ、女優カトリーヌ・ドヌーブの妖しい魅力を分析し、はたまたお得意のドラキュラ物をはじめとする怪奇・恐怖映画の数々をとりあげながら、そのおもしろさについて蘊蓄を傾ける、独特の批評眼が随所に光る映画エッセイ集。「書斎派ダンディ」として知られた著者がまとめた唯一の映画の本!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 『恐るべき子供たち』を見て
  • 『エクソシスト』あるいは映画憑きと映画祓い
  • 「マラー/サド」劇について
  • 現代の寓話-パゾリーニ『テオレマ』を見て
  • ナチスをめぐる相反感情
  • 『バーバレラ』あるいは末来像の逆説
  • 『昼顔』あるいは黒眼鏡の効用について
  • ルイス・ブニュエルの汎性欲主義
  • 非社会的映画のすすめ-W.ワイラー『コレクター』を見て
  • ベルイマン、この禁欲的精神
  • カリガリ博士あるいは精神分析のイロニー
  • サド映画私見
  • 映画におけるエロティック・シンボリズムについて
  • 恐怖映画への誘い
  • 怪奇映画の季節 ドラキュラの夢よ、いまいずこ
  • ショックについて
  • ドラキュラはなぜこわい?恐怖についての試論
  • カトリーヌ・ドヌーヴ-その不思議な魅力
  • 愛の形而上学と死刑-大島渚『絞死刑』について
  • 階段闘争か生物学主義か-大島渚『忍者武芸帳』を見て
  • 黒い血の衝撃-三島由紀夫『憂国』を見て
  • デパートのなかの夢魔-『白日夢』のノスタルジアについて
  • エロス的風俗に関する対話

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 スクリーンの夢魔
著作者等 渋沢 竜彦
書名ヨミ スクリーン ノ ムマ
シリーズ名 河出文庫
出版元 河出書房新社
刊行年月 1988.2
ページ数 171p
大きさ 15cm
ISBN 4309402127
NCID BN02636464
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全国書誌番号
88016313
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言語 日本語
出版国 日本
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