渋沢竜彦 著
サド裁判の渦中にあった弱冠33歳の著者によるラジカルなエッセイ集。著書としては3作目にあたるこの書物が発表されたのは、安保闘争直後の騒然たる時期であった。往年の簡潔、明晰な軽みさえたたえた文体とは異なり、硬質でやや晦渋なスタイルで書かれた本書は、時代と対峙する精神の緊張感をはらみつつ、後半深まりをみせる数々の関心を論理的に展開し、強烈な衝激力にみちている。
「BOOKデータベース」より
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