文明の内なる衝突

大澤真幸 著

9・11テロは、文明の「外敵」が引き起こした事件というだけではない。アメリカを含む「私たち」の内にも、イスラーム原理主義に呼応する側面があるのではないか?テロリストは、私たちの内なる欲望を映し出す鏡ではないか?文明間の衝突は、同時に私たちの文明の内なる衝突ではなかったか?現代世界の深層に横たわる葛藤の根源的要因を、"資本"のグローバル化との関連で鋭く読み解き、この葛藤を乗り越えるための思想的・実践的課題を模索する、著者渾身の書き下ろし。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 9・11テロ、そして社会哲学の失効
  • 第1章 文明の内的かつ外的な衝突(資本主義への攻撃か?
  • テロリストへの憧憬 ほか)
  • 第2章 イスラームと資本主義(「交換」の論理
  • ラシュディ事件再考 ほか)
  • 第3章 原理主義的転回(国外における内戦
  • 「生きよ!」と命令する権力 ほか)
  • 第4章 弱くかつ強い他者たちへ(セキュリティの逆説
  • さまざまな「解決」 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 文明の内なる衝突
著作者等 大沢 真幸
書名ヨミ ブンメイ ノ ウチナル ショウトツ : テロゴ ノ セカイ オ カンガエル
書名別名 テロ後の世界を考える
シリーズ名 NHKブックス
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 2002.6
ページ数 242p
大きさ 19cm
ISBN 4140019433
NCID BA57333845
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全国書誌番号
20296754
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言語 日本語
出版国 日本
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