ハイネの見た夢

木庭宏 著

「ローレライ」など抒情詩が「歌の翼」に乗ったことで世界的に知られるドイツのユダヤ系詩人ハイネは、ナショナリズムの一九世紀ヨーロッパを生き、ユダヤというスティグマ(烙印)と格闘しつづけた。そのハイネの全営為と全表現は、冷戦崩壊で噴き出してきたエスニック・グループ(民族集団)間の紛争激化に悩む現代世界にとって、大いに示唆を与えてくれるものと言える。そこで、エスニシティの視点から、ハイネにおけるユダヤ問題を剔抉し、新しいハイネ像を提示する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 現在の世界情勢とハイネ
  • 第1章 ハイネ・ルネッサンス
  • 第2章 ハイネの生い立ちとさまざまな明察・名言
  • 第3章 神々の民主主義-《ユートピア綱領》とスティグマからの逃走
  • 第4章 全民族の国際会議-平和の使命とエスニシティへの飽くなく興味
  • 第5章 アイデンティティの錯乱-フェーブス・アポロとラビ・ファイビッシュ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ハイネの見た夢
著作者等 木庭 宏
書名ヨミ ハイネ ノ ミタ ユメ
シリーズ名 NHKブックス 688
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 1994.3
ページ数 222p
大きさ 19cm
ISBN 4140016884
NCID BN10475790
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
94048076
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想