漢詩百首 : 日本語を豊かに

高橋睦郎 著

返り点と送り仮名の発明によって、日本人は、ほんらい外国の詩である漢詩を自らのものとした。その結果、それを鑑賞するにとどまらず、作詩にも通暁する人物が輩出した。本書は、中国人六〇人、日本人四〇人の、古代から現代に及ぶ代表的な漢詩を精選し、詩人独自の読みを附すとともに、詩句の由来や作者の経歴、時代背景などを紹介。外国文化を自家薬篭中のものとした、世界でも稀有な実例を、愉しみとともに通読する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 逝く者は斯夫の如きか-『論語』子罕篇(孔子)
  • 知らず 周の夢に胡蝶と為るか-『荘子』斉物論篇(荘子)
  • 国に人無く 吾を知る莫し-離騒(屈原)
  • 悲しい哉 秋の気為るや-九弁(宋玉)
  • 力 山を抜き 気 世を蓋う-垓下の歌(項羽)
  • 楼船を汎べて汾河を済り-秋風の辞(漢武帝)
  • 吁嗟 此の転蓬 世に居る-吁嗟篇(曹植)
  • 夜中 寐る能わず-詠懐詩(阮籍)
  • 荏苒 冬春去り-悼亡詩(潘岳)
  • 吾が家に嬌女有り-嬌女詩(左思)〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漢詩百首 : 日本語を豊かに
著作者等 高橋 睦郎
書名ヨミ カンシ ヒャクシュ : ニホンゴ オ ユタカ ニ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論新社
刊行年月 2007.3
ページ数 248p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-101891-5
NCID BA81322980
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全国書誌番号
21233136
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言語 日本語
出版国 日本
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