NHK取材班, 下斗米伸夫 著
太平洋戦争も終末を迎える頃、一人のスパイが処刑された。その名はゾルゲ。戦後、明らかにされたその謀報活動と正確無比な報告は、世界中を震憾させた。二十世紀最大のスパイとして、歴史に名を刻むゾルゲの生涯を覆っていたものは、その複雑な生い立ちと、共産主義という理想、そしてソビエトの現実であった-。常に国家の狭間で翻弄され、苦悩し続け、一生涯、愛しむべきものを手にすることを許されなかった孤独な一人の男。その内面を通して描いた、もう一つの太平洋戦争の真実。
「BOOKデータベース」より
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