山本健吉 著
日本人の自然観・芸術観・死生観を総合的にとらえた本格評論。本書は、日本を訪問した故アンドレ・マルローが感嘆した那智の滝と藤原隆信筆「平重盛像」への考察から始まり、日本の絵に影のないことに着目、そこから「たましひ」「やまとたましひ」をめぐる論究が展開する。上代から近代に至る日本文学をはじめ、花・茶・能などの伝統芸術を題材として日本美の淵源に分け入り、「いのち」と「かたち」のありかを見定めようとする著者畢生の長編評論。野間文芸賞受賞作。
「BOOKデータベース」より
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