長谷川伸論 : 義理人情とはなにか

佐藤忠男 著

「瞼の母」「一本刀土俵入」など見捨てられた者の悲哀と意地を描き、同時代の庶民に圧倒的に支持されてきた大衆文学の巨匠長谷川伸。その核心にある義理人情を分析し、生活者のモラルを問い詰め、日本人の情感の根源に迫る。独学の評論家佐藤忠男が口先だけの知識人への怒りをこめて描く迫真の力作評伝。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 忠誠心の二つの道
  • 一宿一飯ということ
  • 下層社会の「いき」の構造
  • 命令と良心
  • 明治の教育と負い目の倫理
  • 男であるということ
  • ウィリアム・S ハートと股旅
  • スタンバーグ、チャップリン、ベルイマンと人情
  • 見捨てられた者たちのために
  • 芸能と情操における階級闘争
  • 苦労人の立場
  • 義理と意地
  • 制度と化した意地
  • ふたたび、一宿一飯ということ
  • 稲垣浩、三村伸太郎、山中貞雄と任侠
  • 「孝」と「忠」について

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 長谷川伸論 : 義理人情とはなにか
著作者等 佐藤 忠男
書名ヨミ ハセガワ シン ロン : ギリ ニンジョウ トワ ナニ カ
シリーズ名 岩波現代文庫 : 文芸
出版元 岩波書店
刊行年月 2004.5
ページ数 355p
大きさ 15cm
ISBN 4006020848
NCID BA67022422
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全国書誌番号
20603795
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言語 日本語
出版国 日本
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