現代に生きるケインズ : モラル・サイエンスとしての経済理論

伊東光晴 著

ケインズ革命が否定され「小さな政府」論が隆盛を誇る今日、主著『一般理論』はどう読み直されるべきか。英国で公表された資料などをもとに、その意外な成立事情、内在する矛盾、誤った解釈などを論じ、現代日本の不況対策のあり方を考察する。名著『ケインズ』(岩波新書)刊行から四十余年、待望の最新ケインズ案内。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 ケインズ没後六〇年-いま問われねばならないもの
  • 第1章 道徳科学としてのケインズ体系-伝統的体系の継承
  • 第2章 ケインズ理論再考-パラダイム転換
  • 第3章 妥協の書『一般理論』(ケインズの金融市場分析-新古典派への妥協とケインズの真意
  • 乗数論の誤った理解-それがケインズ政策批判を生みだした
  • カーンの提言が新古典派反革命を用意した)
  • 第4章 ヒックスによるケインズ理解-IS‐LM分析の誤り
  • 終章 学説史のなかのケインズ(道徳哲学から道徳科学へ
  • ケインズの市場観
  • ホモ・エコノミカス批判)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 現代に生きるケインズ : モラル・サイエンスとしての経済理論
著作者等 伊東 光晴
書名ヨミ ゲンダイ ニ イキル ケインズ : モラル サイエンス ト シテノ ケイザイ リロン
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 2006.5
ページ数 226, 3p
大きさ 18cm
ISBN 400431013X
NCID BA76811999
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全国書誌番号
21054471
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言語 日本語
出版国 日本
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