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シェイクスピア悲劇の研究
A.C.Bradley 著 ; 鷲山第三郎 訳
[目次]
- 標題
- 目次
- 緖論 考察の範圍と其の態度 / 1
- 第一講 シェイクスピア悲劇の本質 / 7
- 一 悲劇構成の要素-不可抗力と個人の無能性との對立 / 9
- 二 個人の行爲・性格及び偶發事件の意義 / 16
- (附)爭鬪-表面的爭鬪と内面的爭鬪 / 24
- 三 主人公の偉大性と不可抗力 / 28
- 四 不可抗力とは何ぞや?個人意志との關係-不可抗力は大秩序なり / 36
- 五 公正審判竝びに悲劇の本體としての大秩序 / 46
- 第二講 シェイクスピア悲劇の脚色
- 一 劇の區分-大序の意義 / 61
- 二 爭鬪-交互的優越 / 70
- 三 變化・抑揚・中休の配置 / 84
- 四 シェイクスピアの劇作の技倆及び缺陷 / 103
- 第三講 ハムレット論前篇
- 一 シェイクスピアの悲劇時代-『ハムレット』 / 121
- 二 ハムレットの人物論 / 136
- 三 理想家のハムレット-幻滅の悲哀と悒欝 / 165
- 四 悒欝とは何ぞや / 183
- 第四講 ハムレット論後篇
- 一 ハムレット本來の性格-無限感 / 195
- 二 諧謔家としてのハムレット / 222
- 三 ハムレットとオフヰーリア-戀愛の幻滅 / 230
- 四 花のオフヰーリア / 240
- 五 王妃と王…絕對力の表現 / 249
- 第五講 オセロ論前篇 / 265
- 一 『オセロ』の特色-現實の悲劇 / 267
- 二 オセロの人格とその幻滅 / 281
- 三 黑人オセロと永遠の女性デスデモーナ / 301
- 第六講 オセロ論後篇
- 一 イヤゴーの人物-無双の惡人 / 315
- 二 虚爲のイヤゴー / 325
- 三 本能的惡性のイヤゴー / 331
- 四 イヤゴーの惡の本質-利己主義者は人生劇作家なり / 338
- 五 術數の悲哀 / 354
- 六 純情の力-キャシオとエミリア / 361
- 第七講 リア王論前篇
- 一 『リア王』の特徵-世界最大の詩文 / 369
- 二 劇の超自然的要素 / 377
- 三 人生の解剖と厭世思想 / 393
- 四 厭世と人間の壯美-偉大性 / 410
- 第八講 リア王論後篇
- 一 苦難に浄化さるゝリア / 417
- 二 グロースターとアルバニーの人物 / 437
- 三 惡人の群と其の意義 / 444
- 四 善人の群と其の意義 / 454
- 五 寡言のコオデリア-『テムペスト』の世界觀 / 470
- 第九講 マクベス論前篇 / 493
- 一 『マクベス』の幽玄[恐]異の感 / 496
- 二 妖巫の由來と其の意義 / 506
- 三 マクベスの人物-幻影と道德律 / 518
- 第十講 マクベス論後篇
- 一 マクベス夫人の人物-迷へる意志-覺醒の悲哀 / 545
- 二 バンコーの人物 / 565
- 三 『マクベス』とセネカ劇との交涉 / 578
- 四 マクダフと其の妻子 / 583
- 五 『マクベス』中の諧謔と散文 / 590
- 索引 / 597
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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